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2014.7.22 | ミントの会

ミントの会「7月の集い」開催しました

ミントの会「7月の集い」開催しました
札幌ことに乳腺クリニック患者会「ミントの会」の7月の集いを7月19日、当院2階ロビーで開催しました。
講演は成澤知未放射線技師の「当医院の放射線技師の仕事について」、日向寺知子放射線技師が「マンモトームについて」、浅石和昭理事長から「最新の乳がん情報について」の3題が行われました。
その後はミントの会として初めての企画となるパネルディスカッションを開催。3人の患者さんをパネリストに体験談などを話題としました。
成澤放射線技師はマンモグラフィー、レントゲン写真、CT、骨密度測定装置の各画像を用いて、エックス線の画像では石灰化、転移などが白く映し出されることを分かりやすく紹介。それぞれの放射線撮影装置でどのような事が分かるのかについて説明しました。
日向寺放射線技師はマンモトーム生検は外科的生検に比べ、全身麻酔を必要とせず、傷跡も小さく治りやすい、入院の必要もないなど、負担が少ない点を解説しました。実際にどのように検査が行われるのかをアニメーションで紹介。昨年と本年のマンモグラフィー検診を比較して石灰化の数が増加している人は検査を受けた方が良いなど、どのような時にマンモトーム生検が行われるのかについても説明しました。
浅石理事長からはホルモンの働きと閉経前後でのホルモンの変化について説明を受けた後、米国の臨床試験結果報告を紹介。
ATLAS試験の結果から、エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんにタモキシフェン補助療法を5年間から10年間に延長することで、15年後の再発を低下させる-、aTTom試験の結果からも5年間服用した人よりも10年間服用した人の方が再発・死亡ともにリスクが低下している-、IBIS-II試験の結果からはアナストロゾール服用により閉経後の乳がんリスクを予防・軽減できる-、とした報告を解説していただきました。

いつも分かりやすく、検査や最新の話題を提供していただけるミントの会の集いに参加されたことの無い方は、一度足を運んでいただければと思います。患者同士の横のつながりや体験談は互いに励みとなり、講演後の懇談会では小さな疑問などにも答えていただくことができています。次回の集いは10月開催を予定しています。
入会は集いに参加した際に手続きを行うことができます。また、院内相談室に置かれたミントの会事務局では随時受付を行っていますので、気軽に足を運んでみてください。